月刊 剣道日本 2019年3月号

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真摯に求めたい「剣道の価値」

剣道が日本文化たりうる「道」であるために、
そして、次世代にその伝統をつなげるために、
新生・剣道日本は、「剣道の価値」を真摯に求めていきます。

2019年3月号──No.506

特集は「本は剣道の活力源」&「この足さばきなら上手くいく」。
特別企画「剣道の価値を世に説く人々」。企画に関連して、「トップ選手から剣道を学ぼう[中学生からの剣道講座]」と
剣道プロジェクト主催[第1回少龍旗全日本少年錬成大会]の様子を付録DVD映像として紹介する。

特集1「本」は剣道の活力源

【剣道が強くなりたい。剣道の原点を知りたい。剣道とは何かを理解したい。そんな欲求に応えてくれる本に出会うために】
自分が知らない世界にいざなってくれる本は、人の心を豊かにしてくれるばかりでなく、確実にその人の成長をほどこしてくれる。
広く浅い情報に振り回された心の定まらない生き方とは別に、狭くとも深い知識を腹に落とし込んだブレない生き方もある。読書は間違いなく、後者の血肉になる!

【インタビュー】藤沢周
(作家・法政大学教授)

芥川賞作家でもある藤沢周氏は、剣道四段を持つ剣道経験者の顔も持つ。一昨年に公開された映画「武曲」の原作者でもある藤沢氏が語る剣道の魅力とは。学生を指導する立場として、書物に触れる意義についても聞いた。

古典に親しみ、古典に学ぼう

江戸時代中頃に佚斎樗山(いっさいちょざん)が著した『猫の妙術』は、「剣術指南本」。幕末の剣聖・山岡鉄舟の愛蔵書でもあった。そして昨年11月、草思社から刊行されたのが『新釈 猫の妙術〜武道哲学が教える「人生の達人」への道』。今なぜ『猫の妙術』に輝きを当てようとしたのか、訳・解説を手がけた高橋有氏と、担当編集者の元を訪ねた。

佐藤成明範士八段

〜読書で剣道と人生を豊かに〜
伝統ある筑波大学を長年にわたり指導、“教育剣道”の伝統の受け継ぎ受け渡し役を果たし、全日本剣道連盟、学生剣道連盟では要職にも就く佐藤成明範士。蔵書数はゆうに数千冊を超えるほどの読書家である佐藤範士に読書の意義と楽しさ、剣道家ならば読んでおきたい書籍を尋ねた。

読書道をゆく剣士①

波多野登志夫教士八段(駿河台大学剣道部師範)
理論がなければ落ちていく。本で学んで説明できる力を

読書道をゆく剣士②

時村尚孝教士七段(成田高校剣道部監督)
人生を一歩進ませてくれるから、本は楽しく、生徒にも読ませたい

 

【インタビュー】こざき亜衣
(漫画家)

武道(なぎなた)マンガの傑作『あさひなぐ』の著者を直撃

現役選手の読書習慣

竹中健太郎、米田敏郎、西村英久、小田口享弘、大石洋史、村上雷多、村瀬諒

若手剣士の21世紀愛読書ランキング

新人データバンクにみる「若手剣士の21世紀愛読書ランキング」

特集2 この足さばきなら上手くいく

【長く剣道を続けていくために、こんな足さばきも知っておきたい】
足さばきは、剣道においていかに重要で、修練のしがいがある難題なもの。それは多くの剣士が実感するところでもある。
基本としての足さばき、試合に活きる足さばき、傷害を予防するための足のケア。さまざまな角度から、上手くいくための足さばきに迫る。

高田中学校(福岡)

〜「常歩(なみあし)剣道」を稽古に取り入れ、全中大会ベスト8に進む〜
激戦区福岡から、平成29年と30年、連続して全国中学校大会に出場を果たした高田中学校男子剣道部員。全国大会でもベスト16、ベスト8の成績を上げたその要因は、「常歩剣道」をアレンジした、全国で高田中しかしていない練習法だった。

山本真理子(大阪)

〜足さばきが“攻め”となる〜
全日本女子剣道選手権大会では連覇の記録を残し、第17回世界剣道選手権大会では日本代表の主将として団体戦優勝、個人戦2位に輝いた山本真理子選手。世界トップクラスの強さの秘訣である縦横無尽な足さばきの秘密に迫った。

椎名市衛
足さばきの見直し

〜一歩踏み出した探究で世界が変わる!〜
本誌連載でもおなじみの椎名市衛氏が綴る「足さばき探究」。直心影流の足さばきにはじまり、名人の教え、蹴らずに踏み出す足さばき、本当のすり足など、剣道の真理に迫る足の技術をひもとく。

栢野忠夫

検証する「蹴らない足さばき」
〜重力で動くエネルギー“自然落下(落ちる力)”を活かせ!〜
動理探究家の栢野(かやの)忠夫氏が、提唱するのは「蹴らない足さばき」。重力に逆らわない自然な動きができれば、逆に後ろ足で蹴るという動きの不自然さに気づくはず。前足に体重を乗せた状態から、後ろ足に体重を移し変えずに蹴らずに出るという足さばきを、埼玉県立大学の協力を得て、モーションキャプチャを使って分析。動作の実状を、科学の力を借りて浮き彫りにした。

本橋恵美
(一般社団法人 Educate Movement Institute 代表)

〜足裏の感覚をより研ぎ澄ませるためにトレーニング&ケアを取り入れよう!〜
足さばきを磨くためには、積極的に稽古に取り組む姿勢が大事。しかし、それと同じくらい積極的にコンディショニングに努めることも大事であることを忘れないでほしい。剣道がもっと強くなるためにも、足のケアにも心を配ってみてはいかがだろうか。

 

特別企画 剣道の価値を世に説く人々

【剣道人口の増加、剣道界の活性化を目指す!】
剣道の継続率が高まるために、再び剣道に戻る人を増やすために、未経験者を剣道の世界に引き込むために。
市井の剣士たちが、情熱を持って続けているそれぞれの活動を追った。

海外から宮崎へ、剣道旅行の案内人

多田竜三・恵理子夫妻(日本武道宮崎)
宮崎県宮崎市で(株)日本武道宮崎を経営する多田さん夫妻。剣道防具をヨーロッパをはじめとする各地に輸出するのが本業で、宮崎と海外を行き来する。その縁で、海外の剣士が毎月のように宮崎に来日。“案内人”を務める多田さん夫妻を取材した。

社会人剣道教室「ケンプラ」で人生初の剣道体験!

毎回40人を超える大人の初心者が足を運んでいる社会人剣道教室「ケンプラ」。高い人気を誇る「ケンプラ」に今回剣道未体験女子が初参加! 「ケンプラ」の高い人気の理由は? 人生初の剣道体験の感想は?

実業団シオザワが提供するエキサイティングな剣道体験!

近年増加の一途をたどる海外からの観光客に対して、魅力的な剣道体験をサービスしている実業団剣道部(株)シオザワ。好評の剣道体験教室はどのような経緯ではじまり、どのような工夫がなされているのか?シオザワ剣道部員に聞いた。

やり方次第で剣道人口は必ず増える!

あすなろ剣道教室(福岡)
設立7年ですでに150名もの少年剣士を抱えるあすなろ剣道教室。会員を激増させている要因は、剣道への愛着と現代に即した運営にあった。

【DVD関連】西村英久
トップ選手から剣道を学ぼう

〜関東学院大学で開かれた特別講座〜
西村英久選手(熊本)を招いて実施された講習会を、付録映像も交えて詳細レポート。主催した関東学院大学と後援した日本剣道振興協会に、このイベントを実施した思いについても尋ねた。
【DVDの内容】トップ選手から剣道を学ぼう[中学生からの剣道講座]

【DVD関連】石塚一輝
剣道プロジェクトの取り組み

大阪在住の石塚一輝氏が主宰する「剣道プロジェクト」は、大会などのイベント開催、海外との剣道交流、就職指導と、多彩に活動する。情熱の原動力となっているのは、「剣道の社会的な価値を上げたい」という一途な思いだった。
【DVDの内容】剣道プロジェクト主催[第1回少龍旗全日本少年錬成大会]

武道ツーリズムに見る未来の可能性

原田宗彦
剣道界に新たな国際化の波。武道ツーリズムとはなにか?

 
 

新旧の連載
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【連載】
八段の矜持──佐藤二郎(東京)
秘伝の旅──乳井義博の「内小手からの打ち崩し面」──語る人・袴田大蔵 文・早瀬利之
山田博德のワンポイントクリニック──小手抜き面から面打ちを学ぶ
マンガ Kodomo道場──左足を出さないワケ──作画・いとうちづこ
剣道女子
刀剣女子への一本道──日本刀の美術館「中鉢美術館」
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剣に学んだ人生訓──小澤博
敗者はいらない──馬場欽司

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私のプライベートタイム──小川忠太郎範士九段
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【訃報】
元PL学園中・高監督・川上岑志氏が逝去